大連 Vol.3 水餃子は絆を深めるめでたい食べ物

2011/03/0811:50

 中国東北地方を代表する郷土料理のひとつが水餃子だろう。家族の絆を象徴する食べ物であり、記念日には必ずこの水餃子が登場する。

 春節前日の除夕には家族そろって水餃子を食べ、春節の間は連日のように食卓を飾る。家族の誕生日にも水餃子を食べて祝い、遠出をする時には「上車餃子、下車面」と言って、出かける前に水餃子を食べ、着いたら麺を食べて縁起をかつぐ。

 要するに水餃子は“めでたい食べ物”と言うことなのだ。「撈餃子、撈運気」との言葉もあり、茹でた餃子をすくい上げる状態は運気をつかむことをなぞらえている。そう言えばコン・リー主演の映画『活着』(邦題:生きる)でも、母親役のコン・リーが息子の好物である餃子を弁当に持たせるシーンがあった。その時の母子の笑顔がとても印象的だった。

 そんな水餃子を食べさせる店は、大連市内に数多くある。中でも老舗の「牟伝仁老菜館」は安くて美味しい店として知られ、店内はいつも地元住民でにぎわっている。日本人が驚くのはそのボリュームだ。一皿は何と30個単位で売られ、1テーブルに何種類もの水餃子の皿が重ねられている。

  水餃子を次々と食べながら、ビールのグラスを重ねて何度も乾杯し、楽しそうに大声で語り合う。この老舗では快活でエネルギッシュな大連人の素顔にふれることができる。

牟伝仁老菜館
住所:大連市西崗区高尓基路199号
電話:(0411)6283-6868、6283-6474
営業:9:00-21:30
牟伝仁天下第一餃:28元、家常水餃:16元、三鮮水餃:20元

【猪瀬和道(いのせ・かずみち)】
東京都調布市出身。元読売新聞記者。2002年に読売新聞を退社して中国・大連の大連鉄道学院(現在の大連交通大学)に語学留学。その後、日本語教師やフリーライターを経て、2005年12月に創刊した日本語雑誌『WALKER DALIAN』(現在の『Whenever DALIAN』)の編集長に就任した。2009年6月から『Whenever DALIAN』の総経理兼編集長を務める一方、ブログ「大連は今日もいい天気」で大連情報を発信し続けている。

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