海外からも熱い視線 上昇する中国映画産業

2011/06/2016:43

上海国際映画祭・映画産業フォーラムのシンポジウムに参加したルパード・マードック氏。

 

   第14回上海国際映画祭が19日、9日間の日程を終え閉幕した。11日のオープニングはあいにくの雨だったが、レッドカーペットにリ・ビンビン、ファン・ビンビン、ビビアン・スーといった中華圏のスターだけでなく、マット・ディロン、スーザン・サランドン、妻夫木聡などの海外のスターも登場し、「メディア王」ことニューズ・コーポレーションのルパード・マードック会長夫妻も登場するなど、豪華で華やかな雰囲気を世界へ発信した。(写真は上海国際映画祭・映画産業フォーラムのシンポジウムに参加したマードック氏) 

    中国の映画産業は、2010年の興行収入が101.72億元(約1260億円)を突破した。これは世界の興行収入第5位にあたる。1位アメリカ、2位日本、3位イギリス、4位フランスに次ぐ数字である。中国は2008年43.41億元、2009年62.06億元、2003年の興行収入は10億元で、そこから年平均35%という驚異的な上昇カーブを描いている。日本国内の2010年の映画興行収入は2207億円と過去最高だったが、2012年には中国が抜いて2位に踊り出るのはと予想されている。       

  マードック氏「中国市場ほどエキサイティングな市場はない」         

  第14回上海国際映画祭の映画産業フォーラムで、6月12日に開催された「資本時代におけるシネマドリーム」と題されたシンポジウムでは、ルパート・マードック会長、中国最大の映画制作配給会社である華誼兄弟伝媒集団の王中軍董事長を始めとして、映画界の実力者が出席し、急激な成長をみせる中国映画産業について驚きを示していた。マードック氏は、2010年、中国映画市場が対前年比65%の成長を遂げたことについて、「中国市場ほどエキサイティングな市場はない」と語った。共に出席した、マードック氏の妻ウェンディー・ドン氏も、自ら手がけた米中合作映画『雪花と秘文字の扇』を手始めとして、「今後も中国を題材にした映画を世界に配給したい。アメリカ人 は中国の映画を観たがっている」と意欲を示した。また、シンポジウムに参加した世界最大の映画製作・配給会社の一つであるフォックス・フィルムド・エンターテイメントの会長兼最高経営責任者・ジム・ジアノプロス氏も「このス ピードでいけば、5年後中国の興行収入総額はアメリカのそれを追い抜くだろう」と中国市場の潜在力と今後5年間の飛躍的発展を確信しているようだ。ジアノプロス氏は、ジェームズ・キャメロ ン監督と共に、「タイタニック」「アバター」の中国公開に携わっている。

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