昆明 vol.37 昆明新空港の逆グルメバーガー

2012/07/2107:00

黄金蟹堡。昔、高速道路のサービスエリアで食べた気がする味。

 昆明の新空港「昆明長水国際空港」が6月28日に開業した。総面積が北京、上海、香港に次いで中国で4番目に大きい立派な空港である。外観は、翼を広げたような形状の屋根がダイナミックでかつモダンだ。「国際」という名前を冠した空港らしく、内観も近代的で広々としている。

店の名前は「ハンバーガー」なのだろうか。それ以外に店名らしき表記がないのだ。

 一方でアクセスはやや不便になり、高速ですっ飛ばしても街の中心から30分以上はかかってしまう。とはいえ、リムジンバスが整備されている他、中心街へ向かう地下鉄もそろそろ開通するそうだ。

 7月11日、この空港を使って上海に向かった。意外にも、出発ロビーには多くの利用者がおり、大規模空港に相応しいにぎわいを見せていた。それでもチェックインはスムーズに進み、とても気持ちが良かった。スタッフの動きが良く、態度も良いからである。新空港オープンにあたって「グローバル・スタンダード」の教育を受けたのに違いない。

意外にくつろげる店内。客が多いのも理解できる。

 時間があったので、出発ゲートには入らずに中2階のレストラン街で時間をつぶすことにした。そこにはいくつかのレストランがあったが、ひときわ人の多い場所がある。見ると、ファストフード店だった。マクドナルドやKFCといったグローバルチェーンではない。昆明でも見たことのない店だ。看板には「ハンバーガー」という意味の英語と中国語が書いてあるだけだが、これが店名なのだろうか。

 とにかく、バーガーを注文してみることにした。チェーン店と同様、様々な種類のバーガーがあったが、一番良さそうに見えたのが、蟹肉をコロッケ状に揚げたバーガー「黄金蟹堡」だった。食べてみると、まずかった。工場で製造されたものを作り置きしたような味で、しかも電子レンジを使っていないのか、冷たい。しかし客が集まる意味はよく分かる。この店の売りは安さにあるのだ。国際空港なだけに(?)、施設内はバカ高い店ばかり。その意味でこの店は貴重である。経営者には、「付加価値を高めて3倍の値段で売ろう」などと考えず、ぜひ今後も安さを維持してほしいものである。ちなみに筆者は今後、飲み物だけを注文するつもりだ。

店名:漢包堡
住所:昆明長水国際空港 出発ロビー中2階
料理名称:黄金蟹堡
価格:16元

【榎本雄二(えのもと・ゆうじ)】
中国文化を専門とするライター。雲南省昆明市に在住。東京都出身。早稲田大学卒、東京都立大学大学院修了。共著に『大上海』(情報センター出版局)。

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